頭痛で悩まれる方の多くは、鎮痛薬を服用します。
生活、仕事に家事、育児、学業…忙しい理由は患者様それぞれではありますが、共通しているのは、頭痛が起こったからといって、すぐに休める環境には、なかなか身を置けないのが現実ではないでしょうか?。ですからどうしても鎮痛薬の出番は多いかと思います。
薬の害を嫌って、我慢している方ももちろんいらっしゃいますが
それでは、はたして頭痛は鎮痛薬で治るのでしょうか?
痛みが取れたのなら、それは治ったと思って良いのでしょうか?
答えは、残念ながら治っていません。
確かに頭痛の大半は、鎮痛薬で痛みは消失しますので、痛みに対して効果はあると言ってもいいでしょう。正しくは、「対処療法としては、効果を得ている。」という言い方が正しいと思います。
しかし、1番大事な根本的な治療効果は・・・?
といいますと、ほとんど効果はないと思います。頭痛の引き金になっている、肩こり、筋肉の緊張、血管拡張といった様々な問題を、鎮痛薬が治しているわけではないからです。ですので、当然ですが鎮痛薬の効果が切れれば、痛みはまた復活します。
そして、そもそも鎮痛薬が効かない方も中にはいらっしゃいますが、そのような方は、飲んでも飲んでも効果が無く、大元の原因を診察していない場合、薬の飲む量だけが増えていくという、一番厄介な状態に陥ります。
また、鎮痛薬の効果が最初はあっても、飲み続けるうちに効果が弱まり、痛みを軽減する為に知らず知らずのうちに、大量摂取しているという、一番厄介で怖い症状に陥る方も少なからずいらっしゃいます。
副作用・・・
また、鎮痛薬に限らず、お薬というのは、副作用もあります。
代表的な物だと、肝臓への負担です。
お薬の多くは、肝臓で分解されるので、肝臓への負担が大きくなります。飲む量が増えれば、肝臓への負担も大きくなる事は言うまでもなく、お分かり頂けるかと思います。
肝臓の負担が増え、体の体調不良が起きるのは鎮痛薬も例外ではありません。
アルコールの過剰摂取も肝臓への負担を強めるのは、世間一般的にも知れ渡っているかと思います。
ですので、鎮痛薬の服用、アルコールの摂取はいずれにしても、肝臓がフル稼働して代謝するのは間違いありません。
頭痛を治したい一心で、鎮痛薬を服用し、別な疾患をもたらしたら、元も子もないですよね。
今までも、鎮痛薬飲んで乗りきってきたし・・・
鎮痛薬を飲まないと痛くてだめ・・・
週1.2回くらいなら、大丈夫だろう・・・
ついついそう思って放置してきた頭痛の辛い症状も一刻も早く、専門の医療機関で診察してもらい原因を突き止め、正しい治療をしていきましょう!
当院では、そんな患者様のご相談を親身になってお伺いし、ご一緒に改善に向けた治療をさせて頂きます。頭痛のために漫然と鎮痛薬を使用し、身体のどこかを犠牲にするのではなく、そもそもの根本原因を治療し改善することで、今よりもっと快適な毎日を手に入れられるはずです。