偏頭痛持ちの方、たくさんいますよね。
女性の多くが、悩まさせられてるイメージが強い偏頭痛。ですが、近年ライフスタイルの多様化で、年齢、性別に関わらず、発症してしまう症状と言っても過言ではないでしょう。中には、小学生、中学生で悩まれる方も増えてきました。
しかし、急性で重大な物と診断されなかった場合、鎮痛薬の服用も含め、根本的な原因の究明に至らないまま、我慢をしている方も数多くいらっしゃるかと思います。
頭がズキズキ痛む。キリキリ痛む。天気が悪いと痛む。仕事をしていると痛む。という方が多く日常生活に深刻なダメージを与える事もあり、慢性痛疾患としては、非常に辛い疾患です。命に関わらない疾患ではあっても、QOLに影響を及ぼす訳ですから、見過ごしたりはできません。
そんな辛過ぎる偏頭痛ですが、原因は血管が拡張し、周りの神経を牽引してしまうから。頭部の筋肉が緊張し脳を、圧迫してしまうから。とは言われていますが、直接的な明確な原因は不明とされています。
また、原因としては以下のような物があります。
・生活リズムの乱れ(睡眠不足、多忙、ストレスなど)
・緊張状態から解放されて、一息ついた後
・雑踏や熱いサウナ、風呂など、心身とも緊張状態に置かれた場合
・女性特有の月経・PMS・ホルモンバランスの崩れに起因するもの
・休日の寝だめ、寝すぎなど過度のリラックス
もちろん、個人差はありますが上記が自律神経に作用し、偏頭痛が引き起こされるとも言われています。
痛みの特徴としては、前兆として肩こりや首筋の張りが起こったり、目の前に星が現れたりします。場所は主に頭の一部分、片側が痛むことが多いようです。しかし、必ずしもというわけではなく、両側のこともあります。
身体を動かすと痛みが増すため、どうすることもできず、ただじっとして痛みが過ぎ去るのを待つ患者様が多いようです。そして、一説には遺伝性であることも指摘されています。
この様に原因は沢山ありますので、対処法も多岐になります。
自分の痛みのパターンを覚えておき、痛みの誘因を避けましょう。また、痛くなりそうな時、痛みを感じたらまずは安静にして、患部を冷やすことも有効です。自律神経を正常にするため、規則正しい生活を心掛けることは言うまでもありませんが、忙しい現代人にとってはなかなか難しいことです。
そのような場合、また発作回数が多い場合や、一旦痛み始めたら鎮痛剤が効きにくい、という場合は予防薬を使用することも選択肢として考えてよろしいでしょう。
それでも強い痛みを感じたら、暗い静かな部屋で安静にしましょう。光と音は避け、こめかみや痛む部分を冷やすこと、または血管を圧迫するのが有効です。病院の処方か市販薬かには関わらず、ご自分の体質に合った鎮痛薬を適宜、使用しても良いでしょう。